姉妹3人が同じ男性と結婚「離れたくなかった」インドで波紋
インドで、3人の姉妹が同じ男性と結婚し、波紋を呼んでいる。
結婚したのは、サントシュさん(18)、サビトリさん(19)、サロジさん(20)の3姉妹。相手は、彼女たちのカメラマンとして働いていたヴィカスさんだ。3人はインドのチャムンダ・マタ寺院で婚礼の儀式を行い、その様子がSNSで拡散された。動画には、ヒンドゥー教の結婚儀式で花嫁の額に赤い粉(バーミリオン)を塗る様子が収められているという。
なぜ3人が同じ男性と結婚したのか。サロジさんはこう説明する。「私たちは幼い頃から一緒に暮らしてきて、離れて暮らすなんて想像できませんでした。結婚によって引き離されることになると気づいた時、死ぬことさえ考えました」。 「死ぬくらいなら、一緒にいられるよう、同じ男性と結婚しようと決めました。私たちは全員成人で、この決断は自らの意思で行いました」
夫となったヴィカスさんも、3姉妹の強い絆に理解を示したという。「3人の姉妹がどれほど深く結びついているか、私は知っていました。彼女たちは何度も『結婚しても離れたくない』と私に言っていました。私はその気持ちを尊重し、彼女たちが一緒にいられるよう結婚を承諾しました。お互いの合意の上での決断です。私たちの選択を尊重してほしい」
さらに姉妹たちは、ヒンドゥー神話のラーマ神の父であるダシャラタ王が3人の妻を持っていたことを挙げ、「古代にはダシャラタ王に3人の妃がいました。あれは侮辱だったのですか?」と反論している。
しかし、宗教団体や一般市民からは批判の声が上がっている。アラハバード高等裁判所の弁護士、アヌラーグ・パンディー氏は「ヒンドゥー法の下では、男性が同時に複数の女性と結婚することは法的に認められていません。そのような結婚は法律上無効であり、有効な婚姻関係は成立しません」と指摘した。
3姉妹はソーシャルメディアでコンテンツを制作して生計を立てており、ヴィカスさんはそのカメラマン兼パートナーとして活動していたという。異例の結婚をめぐり、今後も議論が続きそうだ。

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